日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 41,938.89円 ▼371.60円
為替 1ドル=148.57円
売買高(東証プライム、以下同) 23億7,794万株
売買代金 5兆0079億14百万円
値上り銘柄数 740銘柄
値下り銘柄数 844銘柄
騰落レシオ(25日) 134.28%

市況概況

買われすぎ銘柄の修正安が続きさえない展開

米国株が軟調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となったあとは方向感なく上がれば売られ、下がれば買われる状態で底堅さが見られた。特に手掛かり材料もなく、目先の需給に振らされる銘柄が多かった。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も落ち着いた始まりとなったが、買い気に乏しい中で月初の買いも一巡となった感じから売り直され、本日の安値を下回ると一気に42,000円まで下落となった。その後はいったん戻したもののすぐに売りなおされて42,000円を割り込み、下値模索となった。最後は買い戻しも入ったが42,000円台まで戻らずに安値圏で引けた。TOPIXは大幅安だった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられて指数を動かす場面もあったが、断続的な動きでもなく方向づけるようなこともなかった。

上値の重さが確認されると買い戻し一巡となったものから売られる展開で下値模索となっている。買い材料も特になく、スタグフレーション懸念が薄れるような要素もなく、買われすぎた銘柄が多いなかでまだまだ下値模索が続くと思う。米国の経済指標の発表で少しでも好材料といえるものがみられるかどうかだが、あまり期待はできないだろう。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線を割り込んで下値模索となってきた。雲や75日移動平均線までの調整もあるのかもしれない。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!