
日経平均 | 42,580.27円 △641.38 |
為替 | 1ドル=148.18円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億2,458万株 |
売買代金 | 4兆3217億35百万円 |
値上り銘柄数 | 1,126銘柄 |
値下り銘柄数 | 437銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 134.96% |
市況概況
指数先行で大幅高
米国株はまちまちだったが、ナスダック指数が大幅高となったことで、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も買い戻しを急ぐ動きなども見られ、さらにインデックス買いのような動きもあって大幅高となった。42,500円の節目を意識して上値も限られ、手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となる場面も見られた。
昼の時間帯も強含みではあったものの上がりきらず、後場も前場の終値水準で始まり、上値の重い始まりとなった。それでも寄り付きの売り買いが一巡となった後に値持ちの良さもかって買い戻しが見られ指数を押し上げ、前場の高値を抜け、42,500円を抜けてさらに買い上がる場面もあった。さすがに42,600円まで上昇となると手仕舞い売りも見られたが、最後まで値持ちの良さも見られて買い戻しが続き高値圏での引けとなった。
小型銘柄も値動きの軽さなどから買われるものも多く、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、指数を動かす場面もあった。特にまとまった買いで指数が押し上げられる場面が見られ、指数を大きく押し上げる要因となった。
昨日の反動もあって逆に上値を試す動きとなった。特に材料があったということでもなく上値はまだまだ重く調整局面は継続すると思われる。米国でのスタグフレーション懸念も根強く、日本でも食品の値上がりなどでの景況感の悪化も懸念されるなかでは調整が続くと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線がサポートとなった形ではあるがここからさらに買い切れるかどうかというところだ。まだまだ25日移動平均線や基準線を割り込む可能性も高いと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!