
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年9月11日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼10日(水)の為替相場
(1):ポーランド 空港を閉鎖
(2):中国CPI 3カ月ぶりのマイナス
(3):米PPI 予想より弱い結果
(4):米大統領 FRB理事解任について連邦高裁に上訴
▼10日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米CPIの結果次第/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
10日(水)の為替相場

期間:10日(水)午前6時10分~11日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ポーランド 空港を閉鎖
ポーランドは首都ワルシャワのショパン空港を計画外の軍事活動で閉鎖したと発表。その後、自国領空内にロシアのものとみられるドローン(無人航空機)が侵入し、これを撃墜したと公表した。ロシア国防相は「ポーランドを攻撃の標的としていなかった」と表明したが、欧州連合(EU)はポーランドとの全面的な連帯を表明し、「EUはウクライナ戦争を終わらせるためにロシアに対する制裁を大幅に強化する」と発表した。
(2):中国CPI 3カ月ぶりのマイナス
中国8月消費者物価指数(CPI)は前年比-0.4%となり、市場予想(-0.2%)を下回り3カ月ぶりのマイナスとなった。また同生産者物価指数(PPI)は前年比-2.9%と予想通りに前月(-3.6%)から下落幅は縮小したものの、35カ月連続でマイナスとなった。
(3):米PPI 予想より弱い結果
米8月生産者物価指数(PPI)は前月比-0.1%と予想外のマイナスとなった(市場予想+0.3%)。また前年比は+2.6%で市場予想(+3.3%)を下回ったほか、食品やエネルギー価格を除いたコアPPIは前月比-0.1%(予想+0.3%)、前年比+2.8%(予想+3.5%)だった。
(4):米大統領 FRB理事解任について連邦高裁に上訴
トランプ米大統領は米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事の解任を一時差し止めするという連邦地裁の判決を不服として連邦高裁に上訴した。
10日(水)の株・債券・商品市場

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