しまむらが中間配当100円 グループをまとめた新ECサイトが10月オープンでEC急拡大&最高益更新へ
(画像=「セブツー」より引用)

衣料品大手のしまむらは9月29日、2026年2月期の中間期決算を発表した。売上高は3435億7700万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は314億6100万円(同0.2%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は229億100万円(同3.6%増)と増収増益を達成し、売上高、営業利益、純利益すべてで過去最高を更新した。

しまむらは業績好調を受け、8月20日を基準日とした中間配当は1株あたり100円とし、10月31日から支払いを開始する。

主力のしまむら事業が業績を牽引しており、売上高は前年同期比3.4%増の2551億4900万円と堅調に推移した。その他の事業も軒並み好調で、アベイル事業は同3.3%増の348億7500万円、バースデイ事業は同5.4%増の401億5100万円、シャンブル事業は同8.7%増の82億8300万円と、全事業で前年実績を上回った。

EC事業も大きく伸長しており、売上高は前年同期比43.5%増の88億円を記録。特に子ども用品の販売が好調だった。さらに10月には、グループ全体を統合した新ECサイト「しまむらパーク」がオープンする予定で、今後の成長を後押しする可能性が高い。

通期業績予想は、売上高6926億4000万円(前年比4.1%増)、営業利益606億9000万円(同2.4%増)、当期純利益428億5800万円(同2.3%増)とし、中間期の勢いを維持したまま過去最高更新を狙う構えだ。