外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年10月22日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼21日(火)の為替相場
(1):次期財務相候補伝わる
(2):高市総理大臣誕生
(3):高市首相 経済対策を最優先

▼21日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上昇ペースは緩やかなものに/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

21日(火)の為替相場

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期間:21日(火)午前6時10分~22日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):次期財務相候補伝わる

高市自民党総裁が第104代の日本国首相に就任することが確実となる中、次期財務相として片山さつき元地方再生担当相が起用されるとの報道が伝わった。これを受けて一時円が買われたが、すぐに売り戻された。なお、片山氏は財務省出身でかつては財政健全化を主張していたが、最近は財政拡大に前向きな姿勢を示しており、高市氏が主張する「責任ある積極財政」を推進すると見られる。その後、片山氏は「為替はファンダメンタルズを反映して安定的に推移するのが望ましい」「日銀の利上げの方向性については、現時点で特段コメントはない」と述べた。

(2):高市総理大臣誕生

臨時国会が召集され、衆院で高市自民党総裁が総理大臣に選出された。織り込み済みのため為替市場の反応は小さかったが、直後に「日本銀行は、今月の金融政策決定会合で急いで利上げをしなければならない情勢にはないものの、12月を含めた早期利上げの環境が整いつつあるとみている」とする観測報道が伝わると円売りが優勢となった。なお、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)の10月利上げの織り込みは前日の28%前後から2%程度まで急低下した。

(3):高市首相 経済対策を最優先

高市首相は就任後初の記者会見を行い経済対策を最優先する考えを強調した。一方で「金融政策の手法は日銀に委ねられる」「コミュニケーションは良くしてゆきたい」などと述べて、金融政策への関与については踏み込んだ発言を控えた。

21日(火)の株・債券・商品市場

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