日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 51,325.61円 △17.96円
為替 1ドル=153.06円
売買高(東証プライム、以下同) 39億7,215万株
売買代金 10兆0300億33百万円
値上り銘柄数 1,128銘柄
値下り銘柄数 432銘柄
騰落レシオ(25日) 99.39%

市況概況

好決算などに反応するも、買い戻し一巡となったものから売られ冴えない展開

昨日の急騰の反動となるかと思ったが、意外にまだ買い戻しも続き寄り付きの売りが一巡となった後は堅調な展開となった。昨日売られた銘柄がしっかりとしていたことやアドバンテストの値持ちがいいことで指数も堅調だったが、上値を買い上がるようなことでもなく、昨日同様にアドバンテスト次第という感じだった。

昼の時間帯に日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、後場も前場の高値を抜けて上値を試す動きとなった。それでも買い戻し一巡となるとアドバンテストなども手仕舞い売りに押され始め、日経平均は軟調となる場面もあった。51,000円を割り込むと買い戻しも入りさらに戻りかけたが引けを意識する時間帯からは再度売り直されて冴えない展開となった。最後は買い戻しも見られたが戻り売りに押され、値持ちはしたものの冴えない展開だった。

小型銘柄は昨日の反動や決算発表を受けて堅調なものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも散見されたが特に方向感が見られるわけでもなく、基本的には下がれば買い戻しが入り、上がれば手仕舞い売りに押されるというような展開だった。

昨日売られたものが買われ堅調な場面も多かったが、引き続きアドバンテストなど指数に影響の大きな銘柄の動き次第という状況だ。まだまだ波乱含みなのだろうが、買い戻し意外に買いが入りにくい状況であり、好決算の発表で買われる場面もあるのだろうが、基本的に戻れば売りという状況なのだと思う。日経平均は調整となるのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離も大きく上値も重くなっている。ここからは買い戻し一巡となったものから指数を押し下げるような展開で、日経平均も調整となるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!