| 日経平均 | 50,219.18円 ▼293.14円 |
| 為替 | 1ドル=151.98円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 25億3,101万株 |
| 売買代金 | 5兆8852億09百万円 |
| 値上り銘柄数 | 89銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 1,509銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 102.09% |
市況概況
買われすぎからの修正安だがソフトバンクGと東京エレクトロンで下げ渋り
昨日の大幅高の反動から米国株が高い割に夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安く、売り気配から始まる銘柄などもあり、売り先行となった。それでも寄り付きの売りが一巡となると再度買い戻しも見られ下げ渋り、下がれば買われるという展開で方向感に乏しい相場だった。買い戻し一巡となった銘柄から売られ、指数先行で売られるなど冴えない展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、後場に入ってからも値持ちのいい展開で再度上値を試す動きとなった。それでも前場の高値水準の50,500円を意識するところでは上値が重く、上値の重さが嫌気されると手仕舞い売りで今度は下値を試す動きとなった。その後は本日の安値圏で下げ渋り、最後は買い戻しも入って若干戻して引けた。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが、上がれば売られ、下がれば買われるという展開でしっかりと方向感が見えるということでもなかった。
さすがに買われすぎ感からの上げ一服となった。日米首脳会談も特に材料視されることもなく、好材料出尽くし感から買い戻し一巡となったものから売られ、冴えない展開となった。それでもまだソフトバンクGと東京エレクトロンが踏み上げ相場で指数を支えており、ここで空売りが積み上がれば再度上値を試すことになるだろう。空売りが積み上がらなければ少なくとも日柄の調整となる可能性が高く、買い戻し一巡となったものから売り急ぐ展開になれば指数も一気に調整となるだろう。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線からの乖離も大きく、上値の重さが嫌気されると調整感が強まると思う
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!


