日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 48,641.61円 ▼666.18円
為替 1ドル=152.44円
売買高(東証プライム、以下同) 23億3,481万株
売買代金 5兆1011億43百万円
値上り銘柄数 963銘柄
値下り銘柄数 599銘柄
騰落レシオ(25日) 103.56%

市況概況

今日も買い戻し一巡となったものから売られ大幅安

米国株が軟調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となった。

寄り付きから売り気配で始まるものも見られ、寄り付いた後も手仕舞い売りが優勢で下値を試す動きとなった。さすがに日経平均が下値の節目と見られる48,500円を割り込み、48,400円まで下がったところでは買い戻しも見られ、下げ幅縮小となったものの戻りも鈍く大幅安水準で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で始まったあとは売り方優勢の中再度下値を試す動きとなった。再び48,500円を下回り、前場の安値を意識したところでは買い戻しも見られ下げ幅縮小となったが、戻りも限られた。最後は下げ渋ったものの上値は限られ、大幅安となった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが目立ち総じて軟調となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物もまとまった売り買いは散発的にみられるものの買われれば売られる、上がらないから売られるという状況で買い戻し一巡から指数を下押す要因となるような売りも見られた。

日経平均に影響の大きな銘柄が買い戻し一巡となったことから買われすぎの修正で売られている。ここで空売りが積み上がらなければさらに下値を試す動きなのだろう。現状では戻れば売りという状況で上値を切り下げるような調整が続くものと思われる。下値模索状態ということだろう。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離が大きいところで、実質的に「三川」と同じ意味合いの足となっており、いったん高値を付けたということで下落の始まりか、あるいは押し目を探るような下値模索が続くと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!