| 日経平均 | 50,512.32円 △1,212.67円 |
| 為替 | 1ドル=153.01円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 21億7,247万株 |
| 売買代金 | 6兆1130億56百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,419銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 166銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 111.32% |
市況概況
高市ラリー全開で大暴騰
週末の米国株が大幅高となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、週末の高市首相の外交デビューが華々しく成功したことや高市政権の支持率が高かったことなどを受けて買い安心感が強まり大きく上昇して始まった。買い気配から始まる銘柄なども見られ50,000円を超えて大きな上昇となった。手仕舞い売りに上げ幅縮小となる場面ではすかさず指数に影響の大きな銘柄などを中心に買い戻しが入り大幅高で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も値持ちのいい展開が続き、後場も出遅れ銘柄を中心に値持ちのいい展開となった。いったん上げ幅縮小する場面では前場同様に買い戻しを急ぐ動きもみられ、値持ちがいいからすぐに買い戻されるという展開で指数に影響の大木根銘柄を中心に踏み上げ相場となった。結局最後まで値持ちのいい展開が続き、引けを意識する時間帯からはさらに買い戻しを急ぐ動きで節目とみられる50,500円を上回り、高値圏での引けとなった。
小型銘柄も買い戻しや買い直しの動きがみられ、指数先行のなかで上値も限られたが総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物は踏み上げ相場となりまとまった買いが散発的にみられ、指数を押し上げる要因となった。少し下がるとすかさず買い戻しが入るという状況で指数を押し上げていた。
高市政権の支持率が高かったことや華々しく外交デビューとなったこと、そしてトランプ大統領との会談に対する期待が高まり買い急ぐ動きとなった。買われすぎ感が強く、高市首相に対する期待や米中貿易懸念一服、日米の関税見直し期待、そして米国の利下げ、日本での利上げ見送り、さらにさらにガソリン減税なども織り込んだとすれば、決算発表が本格化するなかで決算内容から見て買われすぎている銘柄などに手仕舞い売りがかさむと市場全体の割高感が強まると思う。
テクニカル分析
日経平均
大きく上昇して移動平均線や基準線からの乖離も大きく、いったんは上値が重くなり調整感が出ると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



