日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 49,299.65円 △658.04円
為替 1ドル=152.96円
売買高(東証プライム、以下同) 23億5,985万株
売買代金 5兆3263億76百万円
値上り銘柄数 677銘柄
値下り銘柄数 881銘柄
騰落レシオ(25日) 99.47%

市況概況

買われすぎ銘柄の買い戻しがみられて大幅高

米国株が堅調、特に半導体株などが高かったこともあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。半導体関連銘柄などを中心に買い気配から始まるものも見られ、日経平均は49,000円台に乗せて始まり、その後49,000円を割り込むと買い戻しなどが見られる状況だった。結局、49,000円台を維持して値持ちのいい展開となった。

昼の時間帯も特に方向感は見られなかったが、後場は若干買いもの勝ちで始まり、買い戻しを急ぐ動きでさらに上値を試す展開となった。49,500円を意識するように49,400円台に入ると戻り売りに押されたが、売り急ぐということでもなく、下がれば買われ、上がれば売られて指数は方向感に乏しい展開となった。結局最後まで方向感に乏しい展開で前場の終値と同水準で引けた。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じてさえない展開となった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的にみられたが、大きく指数を動かすようなことも方向づけることもなかった。結局は上がれば売り、下がれば買いという目先の値動きに連れて右往左往していた。

大きく反発となったものの、相変わらずソフトバンクGとアドバンテストの値動きだけで日経平均が右往左往している状況だ。ただ、トヨタなど米国大統領と高市首相の会談期待など目先の材料を受けて高いものも見られる。ただ、上値を積極的に買い上がるのは買い戻しだけという状況には変わりなく、買い戻し一巡となったものから再度調整感が見られると思う。日銀の金融政策決定会合を控えて買い戻し一巡感も出てくるだろう。

テクニカル分析

日経平均

大きく上下に跳んでいるが、日中の動きは比較的小さく、調整気分が出ている。移動平均線からの乖離も大きい状況であり、いったん25日移動平均線や基準線までの調整は見られるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!