| 日経平均 | 51,307.65円 △1,088.47円 |
| 為替 | 1ドル=152.28円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 25億8,700万株 |
| 売買代金 | 7兆0921億43百万円 |
| 値上り銘柄数 | 202銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 1,394銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 97.40% |
市況概況
アドバンテストがストップ高で日経平均を1,000円以上押し上げる
昨日の引け後にアドバンテストの決算が発表され、予想を大きく上回った好調な決算であったことに加え、自社株買いも発表したことで買い気配から始まり、日経平均を大きく押し上げた。他の半導体関連銘柄にも波及する形で日経平均だけが押し上げられ、値下がり銘柄数が圧倒的に多いなかで日経平均だけが高く、51,000円を超えて上値を試す動きとなった。
昼の時間帯は若干手仕舞い売りも見られたものの特に動きは見られず、後場も全く状況が変わらず、アドバンテストだけが高いという状況だった。アドバンテストがストップ高となると他の半導体株や先物が買われ、さらに日経平均を押し上げる形となった。一方で、日経平均の銘柄入れ替えやアドバンテストのストップ高の影響もあり、225銘柄自体は売られる展開で。TOPIXは軟調だった。最高値更新、高値圏での引けとなったものの、体感的には日経平均500円安というような感じだった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調、グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、ヘッジ的にまとまった買いが見られたが日経平均を押し上げるような状況ではなかった。
全く異様な光景となった。日経平均に影響が一番大きな銘柄がストップ高となり、アドバンテストが1社で1,000円以上日経平均を押し上げた。このゆがんだ状況の反動はちょっとしたきっかけで見られると思われ、アドバンテストなど指数に影響の大きな銘柄の空売りが積み上がらなければ一気に調整となるだろう。基本的には日経平均は売りでいいのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線からの乖離がさらに大きく、買われすぎの修正がみられるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



