| 日経平均 | 51,063.31円 △220.38円 |
| 為替 | 1ドル=154.66円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 30億2,923万株 |
| 売買代金 | 7兆0005億96百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,260銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 316銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 119.74% |
市況概況
決算発表銘柄が失速し堅調ながらも上値の重い展開に
米国株はまちまちとなり、半導体株などが売られたことから、好調な決算を発表したソフトバンクGを筆頭に半導体関連銘柄が売られ、ディフェンシブ銘柄が買われる形で堅調な始まりとなった。
決算発表も出揃ってきてスタグフレーション懸念も薄れていることから総じて堅調な展開ではあったものの、半導体株など買われすぎ銘柄が買い戻し一巡から売られて指数を押し下げ冴えない展開となった。節目と見られる51,000円を超えて始まったものの、いったん割り込むと昨日の終値水準が底値にはなったものの、51,000円水準が上値として冴えない展開となった。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押される展開で後場は前場の終値を下回り、節目と見られる50,800円を割り込んで始まった。
手仕舞い売りに押されて下値を試す動きとなったが、前場の安値を下回ることなく、底堅さが確認された。いったん底堅さが確認されると買い戻しも入り、今度は上値の節目である50,800円まで上昇、いったん上値を押さえられたものの、値持ちの良さから買い戻されると51,000円の節目まで上昇となった。結局、最後まで買い切れなかったものの、買われすぎ銘柄以外は値持ちがよく、最後まで買い戻しが続いて値持ちもよく、上値は重いものの51,000円台で引けた。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われ、出遅れ感から買い直されるものも散見された。グロース250指数やグロース株指数大幅高だった。先物はまとまった売り買いは散見されたが、指数を大きく動かすとか、方向づけるようなこともなく、基本的には上がれば売られ、下がれば買われるといった状況だった。
今日は好決算を発表したソフトバンクGを筆頭に、半導体株などが買われすぎの修正で売られた。これまで相場をけん引してきたが、ソフトバンクGの益出しでここまで指数を押し上げた材料が出尽くしたということで売り直されたのだろう。割高感が強い銘柄、指数に影響の大きな銘柄を中心に半導体株だけでなく、総じて買われすぎの修正がみられるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
堅調ながらも上値の重い展開となっている。調整局面であることには違いなく、25日移動平均線や基準線までの調整は見られるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



