| 日経平均 | 50,911.76円 △635.39円 |
| 為替 | 1ドル=153.96円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 26億8,787万株 |
| 売買代金 | 6兆0801億06百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,228銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 348銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 117.30% |
市況概況
先週の下落の反動で買い戻しが入り堅調
週末に中国の半導体規制やレアアース規制緩和の話題なども見られ、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。
指数に影響の大きな銘柄が買い気配から始まるなど寄り付きから堅調な始まりとなり、値持ちの良さから買い戻しを急ぐような動きも見られ上値を試す展開となった。それでも日経平均が50,800円を超えると売られるなど物色対象の広がりは見られず日経平均に影響の大きな「いつもの銘柄」が高いだけという相場だった。
昼の時間帯も買い戻しなどが入り、後場も50,800円を超えて始まり値持ちのいい展開となった。手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小してもすぐに買い戻しが入るという展開で日経平均は値持ちのいい展開が続いた。それでも51,000円を意識するところでは戻り売りに押されるという状況で上値は重くなった。最後まで値持ちのいい展開が続き、買い戻しも入り高値圏で引けた。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも見られ、総じて堅調ながらもグロース250指数やグロース株指数の上値は限られた。先物もの積極的に買い上がるような動きはみられず、基本的に上がれば売り、下がれば買いという展開で、下がらないから買うという動きが混じるという相場だった。
相変わらず、指数に影響の大きな銘柄の目先の需給、空売りの状況次第という相場となっている。全体的には調整感が強く、指数の上値も限られると思われる。好調な決算を発表して買われても買い戻し一巡となると売られる銘柄も多く、買われすぎの修正はまだまだ続くのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
一気に51,000円を意識するところまで買われたが、移動平均線から乖離が大きくなると上値も重くなるという状況で上値切り下げ状態は変わらず、調整が続くと思われる。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!


