| 日経平均 | 50,883.68円 △671.41円 |
| 為替 | 1ドル=153.87円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 30億8,449万株 |
| 売買代金 | 6兆9040億30百万円 |
| 値上り銘柄数 | 987銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 570銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 100.91% |
市況概況
買い先行で戻りを試すが上値も重い
米国株が堅調で前日の急落の反動から夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。
前日の引け後に好調な決算を発表した銘柄などが買い気配から始まり、昨日大きく売られた日経平均に影響の大きな半導体株なども買い気配から始まるものが見られるなど大きく指数を押し上げて始まった。ただ、51,000円を超えたものの上値も重く、51,000円を下回ると上げ幅を縮小、今度は51,000円が上値として上値の重い展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には買い戻しも見られ、後場は前場の終値を上回って再度51,000円を試す展開となった。それでも抜けきれず、かと言って値持ちはいいという状況で指数に方向感は見られなかった。日経平均に影響の大きな銘柄も上がれば売られ、下がれば買われる状態で方向感を示すでもなく、結局最後まで方向感に乏しく大幅高ながらも盛り上がりもなく、上値の重い展開だった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的にみられたが、一方向に大きく売り買いが続くということでもなく、基本的には上がれば売られ、下がれば買われる状況で方向感に乏しい展開だった。
昨日のザラ場中に急反発となった勢いを受けて始まったが、51,000円が節目として上値を押さえる展開となった。相変わらず指数に影響の大きな銘柄の買い戻しだけ、という相場であり、昨日のように買い戻し一巡となれば、再度一気に売られる場面も出てきそうだ。戻れば売りというところで空売りが積み上がれば再度踏み上げ相場も期待されるが、どちらかというと見切り売りに押されるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
急反発となったが、上値も重く、まだまだ25日移動平均線や基準線までの調整が見られるのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



