| 日経平均 | 51,497.20円 ▼914.14円 |
| 為替 | 1ドル=153.56円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 32億7,401万株 |
| 売買代金 | 8兆7044億55百万円 |
| 値上り銘柄数 | 852銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 716銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 100.10% |
市況概況
買い戻し一巡となったものから売られ大幅安
日本市場が連休中の米国株は堅調ながらも上値が重く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は冴えない展開となっていたが、個別の決算発表が好感されて買い気配から始まる銘柄も散見された。一方で、買い戻し一巡から買われすぎの修正で売り気配から始まる銘柄なども見られ、日経平均は軟調、TOPIXは堅調な推移となった。それでも買い戻し一巡となったものから売られ、全体的には冴えない展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も値持ちのいい展開で、後場も堅調な場面も見られたが、さすがに買われすぎ感が強く、日経平均の銘柄入れ替えによる持高調整の売りや買い戻し一巡となった指数に影響の大きな銘柄が売られ、下値を試す動きとなった。心理的な節目である日経平均の52,000円水準を割り込むと手仕舞い売りを急ぐ動きも見られ、さらに大きく下落した。結局、最後まで売り急ぐような持高調整の売りが続き、51,500円を割り込んで安値引けとなった。
小型銘柄も総じてさえない展開となった。売り急ぐようなこともなかったのだが、手仕舞い売りがかさんでグロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物は午前中は上がれば売り、下がれば買いという雰囲気だったが、午後になると上がれば売り、戻らないから売りというような展開で指数が下押す要因の一つとなった。
一気に調整となった。従来か示していたように日経平均の銘柄入れ替えに伴う売りなども見られ、いったん売られると買い戻し一巡となったものから売り急ぐ展開となった。これで当面の高値を付けた可能性が高くなりち、調整となるのではないかと思う。まだ決算発表などを受けて方向感が変わる可能性はあるが、空売りが積み上がらない限り、いったん下値を試す動きになるだろう。買われすぎ銘柄の修正安となると思う。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線からの乖離が大きくなったこともあり、調整感が出てきた。大きな陰線となったことでさらに下値を試すことになるだろう。一気に25日移動平均線や基準線までの調整となると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!


