| 日経平均 | 52,411.34円 △1,085.73円 |
| 為替 | 1ドル=154.09円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 31億2,544万株 |
| 売買代金 | 8兆5645億99百万円 |
| 値上り銘柄数 | 972銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 580銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 101.84% |
市況概況
持高調整の買い戻しで日経平均は大幅高
米国ハイテク企業の好決算発表などもあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物高く本日の日本市場は買い先行となった。好決算を発表した銘柄などが買い気配から始まり、日経平均を押し上げる形となった。節目と見られる52,000円をあっさりと超えたが、依然としてアドバンテストなど一部の銘柄が指数を押し上げているだけで値下がり銘柄が多いなかで日経平均は大幅高となった。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、後場も堅調な始まりとなり、値持ちの良さから買い戻しを急ぐ動きも見られさらに上値を試す展開となった。相場全体としては持高調整の売りに押されるものも多かったが、好決算発表で買い戻しを急ぐ売動きなども見られ、米国企業の好決算で米国株指数が上昇するのではないかとの見方もあり、3連休を控えた週末で買い戻しを急ぐ展開となった。最後まで買い戻しを急ぐような動きが続き、高値引けとなり史上最高値で10月の取引を終えた。
小型銘柄も総じて堅調なものが多かったが、手仕舞い売りに押されるものも散見された。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられて指数を動かす場面もあったが、どちらかといえば日経平均に影響の大きな銘柄の動きに先物も振らされた格好となった。
日経平均は大幅高だが、相変わらず値上がり銘柄数が少ない状況が続いている。相場全体としては調整感が強まっているのだが、指数だけが高い。さすがにそろそろ買い戻し一巡感が出て手仕舞い売りに押されるものも多くなるだろう。好決算の発表に反応しているのだが、さすがに買われすぎ、過熱感も出ており少なくとも日柄の調整が必要ということなのだろう。
テクニカル分析
日経平均
さらに移動平均線からの乖離も大きくなっており、そろそろ調整となりそうだ。いったん上値が重くなると一気に調整となるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

