| 日経平均 | 50,276.37円 ▼607.31円 |
| 為替 | 1ドル=153.46円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 28億0,499万株 |
| 売買代金 | 6兆9948億01百万円 |
| 値上り銘柄数 | 875銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 682銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 104.63% |
市況概況
買われすぎ銘柄が大きく売られるも好決算銘柄などが買われ下げ渋り
米国ハイテク銘柄が大きく下落したことを受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ、本日の日本市場は売り先行となった。
一方で予想を上回る決算を発表した銘柄が買い気配から始まり、芳しくない決算を発表した銘柄が売り気配から始まるなど波乱の始まりとなった。それでも日経平均に影響の大きな買われすぎ銘柄が買い戻し一巡から売られて大きく下落、指数を下押して大幅安、ほぼ安値で前場の取引を終えた。
昼の時間帯は買い戻しが入る場面もあったが、後場は結局前場の安値を下回り、さらに下値を試す動きとなった。それでも下がれば買い戻しも入り、好調な決算を発表する銘柄なども見られて指数は下げ渋った。下げ渋り感が見られると目先筋の買いや買い戻しを急ぐ動きなどもみられ再度50,000円台を回復となった。引けを意識する時間帯からも買い戻しなどが見られ、大幅安ながらも下げ渋り感が出て、後場の高値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多かったが幕間つなぎ的に買われるものなども見られ、グロース250指数やグロース株指数は軟調ながらも下げ渋った。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、指数を大きく動かす場面もあった。いったん売られ始めると一斉に売られ、買われ始めると一斉に買われるような場面もあり、相場が右往左往する要因の一つとなっていた。
上がれば売られるという展開で売り直されたが、やはり買われすぎの修正が見られるような感じだ。好調な決算を発表して買われて、買われすぎたという感じでもあり、米国株に連れて右往左往するのだろうが、買われすぎの修正は続き日経平均やTOPIXはさらに調整感が強まると思う。
テクニカル分析
日経平均
再び急落となったが、切り返し50,000円を割り込むと買われる展開となっている。それでも上値の重さを確認しては25日移動平均線や基準線までの調整はみられると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



