日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 50,836.55円 △687.73円
為替 1ドル=155.79円
売買高(東証プライム、以下同) 24億7,097万株
売買代金 6兆4264億70百万円
値上り銘柄数 1,382銘柄
値下り銘柄数 819銘柄
騰落レシオ(25日) 115.03%

市況概況

日経平均は乱高下だが買い戻しも進み堅調、TOPIXは最高値更新

米国株はまちまちとなり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出の売り買いがみられるなかで本日の日本市場は買い先行となった。

寄り付きの買いが一巡となったあとも上値を試すように大幅高となったが、日経平均が51,000円を超えると手仕舞い売りに押されるものもみられて急速に上げ幅を縮小、ぼぼ全面高のなかでTOPIXは大幅高で最高値更新となったものの日経平均は指数に影響の大きな銘柄が上値を押さえ堅調ながらも上値の重い展開となった。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場の寄り付きも特に方向感がみられるところでもなかった。上に突っかけては上がりきらず、下につっかけては下がりきらずという状況だったが、全体的には値持ちのいい展開で日経平均に影響の大きな銘柄が買い戻されて値を戻すとじりじりと上昇し、再度上値を試す動きとなった。節目とみられる50,800円を超えると上昇も止まったが、最後まで値持ちのいい展開で大幅高となった。TOPIXは高値圏で引けた。

小型銘柄も総じて堅調ではあったが主力銘柄ほど買い戻しが入るということでもなく上値も限られた。グロース250指数やグロース指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられたもののヘッジの売り買いなど持高調整の売り買いが中心と見られ、指数を大きく方向づけるような先導するような動きは見られなかった。

昨日の反動もあり、今度は上値を試す動きとなったが、日経平均は抜けきれず、相変わらず51,000円が上値という雰囲気だ。割安感が強い銘柄などは買い戻しも交えて買われており、この傾向はしばらく続きそうでTOPIXや日経平均など指数は右往左往するだけでトレンドは見られないのではないかと思う。買われすぎ銘柄は上がれば売られ、売られすぎ銘柄は下がれば買われるということなのだろう。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線や基準線にサポートされる形で反発となったが、遅行スパンはローソク足に絡みながらの動きであり、保ち合いが継続している。この保ち合いを放れた方に大きく動くのだろうが、下に放れやすいのではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!