| 日経平均 | 50,602.80円 ▼52.30円 |
| 為替 | 1ドル=156.73円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 25億0,960万株 |
| 売買代金 | 5兆6697億03百万円 |
| 値上り銘柄数 | 992銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 562銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 116.98% |
市況概況
買い先行となったが、買われすぎ銘柄の調整は継続
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は堅調で本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も買い戻しなどが見られて総じて高く、日経平均は一時51,000円を超える場面もあった。ただ、51,000円を超えたことで手仕舞い売りに押されるものも見られ、一気に日経平均は50,300円台まで下落となった。その後は買い戻しも入り50,500円の節目まで戻し、50,400円台で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で始まりいったん戻したが、再度売り直される場面もあり、50,500円の節目を挟んで上がれば売り、下がれば買いということで方向感は見られなかった。引けを意識する時間帯には買い戻しも見られ、最後は買い戻しも入り後場の高値圏での引けとなった。
小型銘柄もまちまちではあったが、堅調な銘柄も多く、グロース250指数やグロース指数は終始堅調だった。先物はまとまった売り買いはみられるものの散発的に上がれば売られ、下がれば買われるということで方向感が見られなかった。
調整気分が強いなかで目先の需給に振らされて上がれば売られ、下がれば買われるという展開が続いている。先物・オプションSQ(特別清算指数)への思惑などもあるのだろうが、米国のFOMC(公開市場委員会)での利下げが継続するのかどうかを見極めたいということだろう。利下げ継続が確認されなければいったん大きく売られることになりそうだ。買い戻し一巡となった銘柄は利下げ継続となっても手仕舞い売りに押されると思う。
テクニカル分析
日経平均
先週木曜日の大きな陽線を上に抜けるかと思われたが抜けきれず、今度は下値を試すことになるのではないかと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!




