日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 50,655.10円 △73.16円
為替 1ドル=154.61円
売買高(東証プライム、以下同) 22億6,821万株
売買代金 4兆8935億08百万円
値上り銘柄数 567銘柄
値下り銘柄数 972銘柄
騰落レシオ(25日) 115.21%

市況概況

日経平均は堅調だが、全体的には調整か

米国株はまちまちで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安かったが、指数に影響の大きな半導体株などが買われて買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されるものも多く、調整感が強まるなかで日経平均なども軟調となった。ただ、底堅さが確認されると買い戻しを急ぐ動きから日経平均は切り返し堅調となった。TOPIXや小型銘柄は冴えない展開となった。

昼の時間帯も買い戻しなどがみられて値持ちがよく、後場もいったん買い先行となり上値を試す動きとなった。ただ、前場同様に買い戻しが一巡すると手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。それでも日経平均に影響の大きな銘柄が買い戻しで切り返し、再度日経平均は高値を試す動きとなった。結局最後まで日経平均は値持ちのいい展開で堅調な引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。買い手掛かりもなくグロース250指数やグロース指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられたものの一方向に動くということもなく、指数を動かす場面も限られた。

基本的には調整感が高まっており、買えない状況ではあるのだが、指数に影響の大きな銘柄次第ということで空売りが積み上がっている銘柄などが指数を押し上げている。相場全体としては調整気分も強く、買われすぎ感が強いので、米国株などが売られ始めると一気に調整となる場面もあるだろう。上値の重さが嫌気されると戻れば売りで今度は下値を試すことになるだろう。

テクニカル分析

日経平均

先週の大きな陽線の中での動きが続いており方向感に乏しい展開だ。25日移動平均線にサポートされている形だが、25日移動平均線や基準線が下落となるところであり、いったん下値を試すことになるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!