| 日経平均 | 50,412.87円 △10.48円 |
| 為替 | 1ドル=156.09円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 20億1,820万株 |
| 売買代金 | 4兆1374億64百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,217銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 346銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 116.14% |
市況概況
持高調整の売り買いが中心で方向感に乏しい展開
米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安く、昨日の大幅高の反動もあって冴えない始まりとなった。それでも買い気配を切り上げて始まる銘柄なども見られ総じて堅調な展開となり、節目と見られる日経平均50,500円を試す動きとなった。ただ、特に買い上がる材料がないことや買い戻し一巡感もあり、50,500円を超えると売られるという展開だった。かといって大きく売られるでも昨日の終値近辺で指数は小動きとなった。
昼の時間帯も特に方向感はなく、後場も前場の終値と同じ水準で始まりさらに指数は小動き、膠着となった。上値の重さが嫌気されて売り直され前場の安値を割り込んで下値を試す動きも見られたが売り急ぐということでもなく、底堅さが見られると買い戻され結局は狭い範囲で右往左往している感じだった。上がれば売られ、下がれば買われる状況だったが、最後は買い戻しを急ぐ動きなども見られ意外に値持ちのいい引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ総じて堅調。主力銘柄が冴えないなかでグロース250指数やグロース指数は大幅高となった。先物は特にまとまった売り買いが見られて指数を動かすということもなく、指数の上げ下げに連れて右往左往しているだけという感じだった。
大幅高の反動という面もあるが、月末を意識し、欧米などのクリスマス休暇を意識して動きにくいということだろう。売り買いともに積極的なものではなく、あくまでも持高調整の売り買いが中心という感じだ。今週いっぱいは方向感は見られず、見られるとすれば買われすぎ銘柄の手仕舞い売りなどが中心となると思う。掉尾の一振は期待できず冴えない展開が続くのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
ローソク足は雲を抜けたが遅行スパンがローソク足を抜け切れておらず三役好転とはいかないようだ。このまま遅行スパンがローソク足の下落に合わせて下落となると再度25日移動平均線や基準線を割り込み一気に75日移動平均線までの下落となるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!




