| 日経平均 | 50,339.48 円 ▼187.44円 |
| 為替 | 1ドル=156.03円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 17億4,408万株 |
| 売買代金 | 3兆7436億72百万円 |
| 値上り銘柄数 | 356銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 1,195銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 113.43% |
市況概況
大納会も特に動きはなく冴えない展開
米国株が軟調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も売られたことから、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後もいったん下値を試す動きとなったが、底堅さが確認されると買い戻しも入り下げ幅縮小となった。それでも冴えない動きは続き方向感に乏しい中で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で始まったあと以外に下げ渋りとなった。下げ渋り感から買い戻されて一時昨日の終値を上回る場面もあったが、そこから先は買い上がる風でもなく、再度売り直され冴えない動きが続いた。最後は手仕舞い売りに押されるものも多く、後場の安値引けとなった。
小型銘柄も冴えないものが多く、大きく売られる銘柄も散見された。グロース250指数やグロース指数は一時大幅安となる場面もあり軟調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、方向感は見られなかった持高調整の売り買いやヘッジの売りなどが中心で上値を押さえる要因の一つだった。
ご祝儀買いも死語となった感もあり、小動きとなった。特に盛り上がるということでもなく、12月後半は持高調整の売り買いだけという感じだった。日経平均は昨年末に比べるとちょうど10,000円上昇しているが、アドバンテストとソフトバンクGだけという感じでもあり、指数の上昇の割にはなんとなくつまらない1年だったようだ。
高市政権になって積極財政への期待も高まっており、来年も堅調な相場を期待したい。ただ、消費も設備投資もそれほど期待できず、株式市場とすれば指数よりも個別に割安銘柄の水準訂正などに期待したい。
テクニカル分析
日経平均
保ち合いをどちらに放れるかというところだが、やはり25日移動平均線や基準線、雲の上限(先行スパン1)にサポートされるか否かを確認するような展開になるだろう。ここを下回ると一気に75日移動平均線や雲の下限(先行スパン2)までの下落となりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



