| 日経平均 | 550,526.92円 ▼223.47円 |
| 為替 | 1ドル=156.20円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 18億6,098万株 |
| 売買代金 | 4兆3310億77百万円 |
| 値上り銘柄数 | 559銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 672銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 118.27% |
市況概況
年末の手仕舞い売りに押されて冴えない展開
週末の米国株が軟調となったこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後もいったん売り急ぐような場面も見られたが、すぐに底堅さが見られて切り返し、今度は堅調な展開となった。
日経平均に影響の大きな銘柄に冴えないものが多く、指数を下押す展開で日経平均は軟調な展開が続いた。TOPIXベースでは案外値持ちがよく、小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものが多いという状況でまさに年末の持高調整という雰囲気だった。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、全体的に後場は冴えない始まりとなった。それでもいったん戻りかける場面も見られるなど買い戻しも入っていたようだ。ただ、買い戻しもあくまでも目先的な買い戻しという感じで、買い戻し一巡となったものから売り直され、手仕舞い売りに押されるものが多く下値を試す動きとなったのだが、最後は買い戻しも入り下げ幅縮小して50,500円台を維持して引けた。
小型銘柄は目先の値動きの軽さから幕間つなぎ的に買われるものも見られ、グロース250指数やグロース指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なかったが参加者が少ないだけに逆にちょっとしたまとまった売りで指数が動かされるという場面もあった。それでも基本的には上がれば売り、下がれば買いということで方向感が見られない場面が多かった。
TOPIXは堅調となる場面もあったが、今年の相場の特徴を示すように日経平均に影響の大きな銘柄の動き次第という感じだった。年末の連休の谷間という感じで全体としては方向感に乏しく、基本的には上がれば売り、下がれば買いということにはかわりなく、掉尾の一振も日経平均に寄与度の大きな銘柄の買い戻し次第ということになるだろう。
テクニカル分析
日経平均
上値の重さを確認する形となっており、今度は下値を試すことになるだろう。25日移動平均線や基準線、雲の上限(先行スパン1)で下げ止まるかどうかを確認することになるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!


