コロワイド本格参入、再編機運の高まりは

後続にはサンマルクホールディングスをはじめ、「PRONTO」のプロントコーポレーション(サントリーホールディングス傘下)、銀座ルノアール、「上島珈琲店」のユーシーシーフードサービスシステムズ、「椿屋珈琲」の東和フードサービスなどが控える。

最大手のスターバックスは2015年、米国本社によるTOB(株式公開買い付け)で当時のジャスダック上場を廃止している。

カフェ市場はコロナ禍の影響を払拭し、人流回復の流れに乗って賑わいを見せている。その一方で、コーヒー豆や人件費の高騰が続いており、メニューの値上げや不採算店舗の整理などに迫られている。コロワイドの本格参入で、中堅クラスを中心に再編機運が高まる可能性もありそうだ。

コロワイドは中期経営計画で2030年3月期に売上高5000億円を目標に掲げる。内訳は国内外食事業50%(直近79%)、海外外食事業30%(16%)、給食事業20%(5%)を想定しており、国内外でM&Aのアクセルを踏み込む構えだ。

◎カフェ業界:主なM&A

内容
2006 伊藤園、タリーズコーヒーの運営会社(現タリーズコーヒージャパン)を子会社化
2007 ドトールコーヒーと日本レストランシステムが経営統合し、「ドトール・日レスホールディングス」を設立
2015 スターバックスコーヒージャパン、米国本社によるTOBで上場廃止
2018 キーコーヒー、銀座ルノアールに追加出資して持ち分法適用関連会社化
2021 シャノアールと珈琲館が合併し、C‐United(東京都港区)を設立
2022 C‐United、「カフェ・ド・クリエ」運営のポッカクリエイトを子会社化(翌年吸収合併)
2024 サンマルクホールディングス、牛カツ定食「京都勝牛」など運営のジーホールディングス(東京都中央区)を子会社化
2026 コロワイド、「カフェ・ベローチェ」「珈琲館」運営のC‐Unitedを子会社化

文:M&A Online