この記事は2026年4月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Skórzewiak/stock.adobe.com)

2026年4月28日(火)の午後14時過ぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

日銀の政策金利発表が終わり、少しタカ派的な内容だったため市場反応は円高に振れている。タカ派的といえるのは、反対票が3票だったことと物価見通しの情報修正が市場予想より少し高めだったことだ。

中川氏が反対票というのは少し意外だった。これまで反対票を投じたことがなかったような気がする。極めてニュートラルな立場なのだが、6月の退任を控えて直前に反対に転じるというのは、かつての白井さゆり氏がマイナス金利導入に反対した「さゆりの乱」を想起させる。

日銀執行部としては中川氏の反対は有り難かったのではないだろうか。日銀としては、何もなければ4月に利上げしたかったと思う。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日銀の物価見通しに関してだが、2026年が2.8%というのはかなり大幅な引き上げ。2027年も2.3%となった。

今後2%の物価目標をそれなりに上回る物価水準が2年近く続くという見通しになるため、これは利上げの論拠となる。ただ、成長見通しも引き下げられており、そもそも大前提として高市政権を利上げで納得させられるかどうかは、かなり微妙だ。

市場の6月利上げ確率は7割程度に高まっているとは思うが、まだ決定的ではなさそうだ。とりあえずこのあとの総裁会見を待ちたい。基本的に円高は短期間で終わるとみている。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。