最大の支出を抑える「相見積もり」とは
不動産投資にピリッと「攻めのスパイス」を!
今回は、マンション管理最大の支出である「大規模修繕工事」のコストを劇的に下げる手法「相見積もり」についてです。
何もしなければ数百万円の資産が消えてしまうかもしれません。
知識ゼロからできる最強のコスト削減術を見ていきましょう。
【実録】相見積もりで「最大1,500万円」の削減に成功した事例も!
以前、私が関わった物件の中には、相見積もりによって最大で1,500万円もの削減に成功した事例もあります。
そのマンションでは、管理会社から提示された大規模修繕の見積もりが4,900万円でした。
しかし、役員として「相見積もり」を提案し、中立的な立場で別の施工会社の見積もりを取得したところ、最終的に3,400万円までコストを抑えることができたのです。
もし、管理会社の提案を鵜呑みにしてそのまま進めていたら、この大きな差額はオーナー様たちがコツコツ積み立ててきた大切なお金から、無意識のうちに失われていたことになります。
※削減効果は物件の規模や修繕内容、元の見積もり状況によって異なります。
「建物管理会社に嫌がられる?」……その心配は無用です
「別の会社の見積もりなんて取ったら、今の建物管理会社との関係が悪くなるのでは?」
と心配される方もいらっしゃいます。そんなときは、シンプルにこう聞いてみてください。
「管理組合側でも相見積もりを取得してもよろしいでしょうか?」
実は私自身、これまでに何度もこの提案に立ち会ってきましたが、建物管理会社から「ダメです」と拒否されることはそうそうありません。
むしろ「どうぞ、ぜひ比較してください」と言われるのが普通です。
建物管理会社側にも「この組合はしっかり数字を見ている」という良い意味での緊張感が生まれ、結果としてより丁寧で透明性の高い提案が引き出せるようになるのです。
注意! 安さだけで選ぶ「独自発注」の落とし穴
ただし、相見積もりを取得したあとの「施工会社の選び方」には重要な注意点があります。
安さだけを理由に、アフターフォローが不透明な会社へ安易に乗り換えてしまうと、万が一工事後に不具合(水漏れなど)が起きた際、対応や保険の適用交渉といった「面倒な実務」が、直接組合(役員)に降りかかってしまうリスクがあります。
相見積もりは、別の選択肢となる会社に出会えるチャンスでもありますし、比較した結果として「今の管理会社が金額を見直して適正価格を提示してくれた」というケースも多くあります。
大切なのは、金額だけでなく「工事後の責任体制」まで含めて、一番安心できる選択をすることです。
リスクを抑えて賢く削減! RENOSYが「プロの右腕」になります
「でも、今の見積もりが適正かどうかの判断や、会社の見極めなんて難しそう……」
そう思われるのは当然です。そこで、RENOSYの出番です。
RENOSYのオーナー様には、「建物管理サポート」がついています。建物管理会社から提示された見積もりの「適正価格の診断(セカンドオピニオン)」や、見落としがちな「工事後の保証内容のチェック」などをサポートいたします。
オーナー様は、プロの知見をもとに意思決定の場で発言するだけ。これなら、リスクを最小限に抑えながら、資産を賢く守り抜くことができます。
次回予告
支出を抑える術を身につけたら、次は「収入を増やす番」です。
次回の第6回は、第4回でもチラッと触れた、マンションのデッドスペースをお金に変える魔法。
「【収益化】その空きスペース、もったいない! シェアサイクル導入の裏側」をお届けします。
お楽しみに!
この記事を書いた人
マンション管理コンサルタント・現役理事長
名古屋工業大学大学院修了後、大手住宅設備メーカーを経てGA technologiesへ転職。セールスとして累計46億円の販売実績を上げ、全セールス中「面談顧客満足度1位」を獲得する。その後、担当顧客の物件で修繕積立金が高騰した経験から建物管理の重要性を痛感し、自らコンサルティング事業を立ち上げ。これまでに300棟以上のコンサルティング、6,000棟を超える総会資料を徹底分析し、200名規模の部署で年間MVPにノミネートされる。自身も1.1億円の物件を運用する現役理事長。宅地建物取引士。管理業務主任者。2児のパパ。趣味はアニメと遊戯王カード。