この記事は2026年6月18日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2026年6月18日(木)の午前10時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は、本日18日(木)日本時間未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ見通しを引き上げたうえで金利見通しを上方修正したことを受け、2024年7月以来の高値となる160.80円前後まで上昇した。

FOMC後に米国のオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は10月までの25bp(0.25%ポイント)利上げを完全に織り込んだ。対して日銀の10月利上げ織り込みは5割程度にとどまる。

数少ない円高要因であるはずの日銀の追加利上げ期待は、もはや円のアドバンテージにはならなくなったと言えるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は161円台への上伸が視野に入ったと見るが、それはまた日本政府・日銀による円買い介入リスクを一段と上昇させることになる。なお、4月30日の円買い介入は、日銀金融政策決定会合の2営業日後に発動されており、本日18日(木)は今月16日の決定会合から2営業日目にあたる。

足元の動きは明らかにドル高である(円安ではない)ことから、円買い介入の発動をメインシナリオには据えづらい。ただし、161円台への上伸が介入のトリガーとなる可能性は否定できないだろう。それだけに、米ドル/円の上昇は緩やかなスピードで進むことにな りそうだ。

また、上伸するにしても介入警戒感が多少なりとも薄れる海外市場のほうがより可能性が高いと見ている。

▽米ドル/円 日足チャート

260618kandaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。