この記事は2026年5月13日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Mahfujur/stock.adobe.com)

2026年5月13日(水)の午前9時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

スコット・ベッセント米財務長官が来日した内容を簡単にまとめたい。

高市首相・片山財務大臣と会談後、日本側は「為替政策について米国から完全な理解を得た」と発表している。

①片山財務相とベッセントの会談
片山財務相は会見で「為替レートの動きを含む市場動向について協議したとしている。最近の為替を含む市場の動きへの対応において、極めてうまく協調できていることで合意した」とコメント。

②高市首相とベッセントの会談
ベッセント氏が今週のトランプ・習近平首脳会談に向けた日米関係の重要性を協議したと説明。ベッセント氏は本日13日(水)に韓国に移動し、中国経済担当の何立峰氏と会談する予定。ベッセント氏はXに「通貨市場における望ましくない過度のボラティリティへの対応において、意思疎通と協調は常時・強固に継続している」と投稿している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日本は過去2週間で推定637億ドル(約9.8兆円)を為替介入に投じたと一部アナリストは試算。

しかし米ドル/円は再び157円ミドルに反発しており、当局が再介入に踏み切るとみられる158~160円レベルに接近している。

まとめると、ベッセント財務長官は「介入に理解はありつつも、日銀利上げを優先して欲しい」というニュアンス。

結果、160円が当面の攻防ラインで、158~159円接近で再介入リスクが高まると考えている。よって、戦略的には米ドル/円の戻り売りスタンス継続で臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。