この記事は2026年5月19日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Eve/stock.adobe.com)

2026年5月19日(火)の午後12時半時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円に関してだが、GW中の6日(水)に介入の噂があったものの155円は割っていない。よって今回また160円近くで介入が入っても155円を割らないとすれば再び上に戻ってきてしまうだろう。なのでごく短期的に考えるのであれば160円手前は売り目線でもいいのだが、介入が入ったあとの155円台は買い目線で考えたい。

米国とイランの戦争終結までは相当時間が掛かるとみている。というのも米国の要求とイランの要求が、保障問題、ホルムズ海峡領有問題、核問題、イラン資産凍結問題(現在米国が凍結)をクリアにしないと終わらないだけでなく、真っ向から対立している。それを考えると原油価格が大きく下落するとは考えづらい。そして原油価格の高騰と米金利をはじめとする世界中の長期金利の上昇、有事のドル買い、FRB議長の利下げは年2回程度と考えられていたが、利下げどころか来年は利上げという話になってきている。

となると、周回遅れで日本がまだ金利が上がらないなどと言っている状況で世界中が利上げに動き始めたら円は売られるしかない。

また高市総理が昨日18日(月)、補正予算の件で債権発行を含めて考えるといった発言をした。これでは第二のトラスショックになるのではという懸念が出てきており非常に怖い。円が暴落した際、介入で止められなかったら大変な事態になりそうだ。

この高市発言までは米ドル/円の上は162円を超すかどうかなどと考えていたが、この状況では165円や下手すると170円まで行ってしまうかもしれず、先の予想は暗い。

高市首相の周りには、片山財務相がよくわかっていないのか、もしくはわかっていても意見を言えないか、周りがイエスマンばかりになっているようでそれが心配だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、155.00~160.00円。

160円手前では介入が入ると考えており、それが入っての下値予想だが、それがなければ157円も割れないだろう。

基本戦略としては目先は戻り売りだが、介入で下がらなければそこからは徹底して買っていくしかなさそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。