この記事は2026年7月1日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=MSTMAYA/stock.adobe.com)

2026年7月1日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

先月の米ドル/円の値幅は極めて限定的だったが、月末に節目の162.00円を上抜けたことで動きが出てきた。今月の米ドル/円の値動きに(他通貨でもトレンドが出てくればいいのだが)期待したいところ。 前回、162円台をつけたのは1986年で、実に40年ぶりのドル高となる。

このドル高の強さを確認したのが、政府・日銀が11.7兆円の介入を実施しても効かなかったという事実。政府・日銀の巨額の介入がかえってドル需給の強さをマーケットに示す結果となったのは、なんとも皮肉なところ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

マーケットの関心は現在、政府・日本銀行が為替介入に踏み切るかどうかだが、日本の通貨当局が次にどの水準を防衛ラインと見なすのかへと移りつつある。

今のところ、162.00円よりも大きなバリアがあると言われている165.00円レベルで次の介入が出るのではないかという意見が多数。

ただ、防衛ラインを引き直すというより、時間稼ぎに終始しそうだ。とはいえ、単なる時間稼ぎのために再び11.7兆円もの資金を投下できるのか、疑問は残る。

介入の意味としては、ドル買いが遅れている企業にドル買いのチャンスを与えるため、ということになるのだろうか。

戦略的には米ドル/円のロングスタンス継続で臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

260701nishiharaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。