この記事は2026年9月3日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Sohail/stock.adobe.com)

2026年9月3日(木)の午前10時過ぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日2日(水)の米ドル/円は、日銀の高田審議委員が連続利上げや大幅利上げの可能性に言及したことで160円台前半から急落。 一旦は159円台半ばで下げ渋ったものの、NYタイムに入ると再びドル売り・円買いが強まり、2週間ぶりに158円19銭前後まで下落した。

NY連銀のウィリアムズ総裁が、インフレ鈍化を示す証拠があるとして利上げを急がない考えを示したことでドルが売られた面もあったが、それにしては値幅が大きかったため、一部から「レートチェック」が行われたのではないかとの見方も出ていた。

なお、高田日銀審議委員の発言を受けて、市場は9月の25bp(0.25%ポイント)利上げを完全に織り込み、年内もう1回の追加利上げもほぼ織り込んだ。 日銀の利上げ期待が当面円売りを抑える可能性はあるが、ここから新たに円を買う理由にはなりにくいだろう。

また、シカゴ通貨先物市場(IMM)における投機筋の円売りポジションが前週時点でピーク時の半分以下に減少していたことから、買戻しによる円高にも限界があるだろう。

一方、FRBの9月利上げについては、市場の織り込みは60%台を維持しており、ウィリアムズNY連銀総裁の発言後も大きな変化はない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

明日4日(金)の米8月雇用統計の結果次第で、米9月利上げの織り込みが大きく変化する可能性があることを踏まえると、本日3日(木)の段階でドルが大幅に続落することも考えにくい。

本日3日(木)の米ドル/円は、円買い介入への警戒感などもあってやや不安定ながらも、200日移動平均線が通る158円台前半をサポートに底堅く推移するだろう。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。