この記事は2026年9月29日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=月とサカナ SNAO/stock.adobe.com)

2026年9月29日(火)の午後12時半時ごろに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

日米はともに、口先牽制発言でなんとか米ドル/円の上昇を止めたいと考えているようだ。

しかしながら、米長期金利は急騰し、原油価格も上昇しており、ファンダメンタル的に見ても明らかに米国の利上げの回数の方が多そうで日米の金利差が拡大方向であることは明確。よってこの状況下では、円買いに動く材料がない。

レートチェックもしくは実弾介入が入れば、もちろんそのときは下がるのだが、結局戻ってくるのでファンダメンタルに逆らった円買い・ドル売りは結局長続きしないだろう。

ベッセント米財務長官が9月8日に「今や私が胴元」という発言をし、そのあとに米ファンドがその発言に煽られて思いっ切り円買いのポジションを作った。

8日のIMMネットポジションが1万800枚の円買いポジションで、15日(火)は12万400枚だった。ということは当然この間に約11万枚も積んだ訳だが、この間のレートは以下。

8日が153.97円前後、15日が155.24円前後。値幅は1円25銭程度だ。

ところが、そのあと米ドル/円は159円前後まで上昇。ただし、レベル的に160円が近づくと介入警戒感があったため、米系ファンドは円ショートを切ってひっくり返すところまではいけなかった。

そのため、今週末に出てくるIMMもまだ若干、円買いになっているのではないかと思っている。

ベッセントにすれば、155円以下にさせないと、自分の愉快な仲間達を煽ったはいいが、みんな捕まりまくっている訳で、話が違うと言われかねないので、メンツのために値を下げたいのだろう。

ベッセント氏はスマートに見えるがやっていることはことごとく裏目に出ている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、155.00~159.80円。揉み合いを想定している。

前述の件もあるため、155円にかけては下がれば猛烈に買いが入ると考えており、戦略的には下がれば買いから入りたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。