この記事は2026年9月30日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=birth7/stock.adobe.com)

2026年9月30日(水)の午後13時過ぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

円を取り巻く環境が少し変わってきた。

先日の日米首脳会談で円安が議題となり、その後も片山財務相や三村財務官から円安をけん制する発言が相次いでいる。これまでの日本単独のけん制とは違い、日米双方のトップからほぼ同じタイミングでメッセージが出てきた意味は大きい。

ただ、重要なのは「次に何をするのか」だ。日銀は今月9月に政策金利を1.25%まで引き上げたものの、日米金利差は依然として大きい。

米国で追加利上げ観測が残る中、日本が利上げを続けて金利差を実際に縮められるかどうかが、円相場の焦点となる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、155~159円の広めのレンジを想定している。

上値は159円付近で日米当局の円安けん制が意識され、追いかけて買いづらい。一方、下値も当局の発言だけで155円を明確に割り込むのは難しいだろう。本日30日(水)は月末・四半期末。大口のフローで相場が走る場面があれば、その方向についていきたい。

また、予定されている米PCEデフレーターは、10月FOMCの利上げ判断を左右する注目材料だ。市場予想から大きく乖離すれば、レンジ内でも値動きが出る可能性がある。

中期的な焦点は、日銀が本当に動けるのか。ここからは「発言で円を買う相場」から、「行動を確認する相場」へ移っていくだろう。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。