ソフトバンク


日本初の"個人向け"劣後債の発行

通信事業会社大手のソフトバンク <9984> は、日本の事業会社として初となる個人向け劣後債4000億円を発行した。

劣後債は機関投資家向けに発行されるのが通常であるが、それを個人向けに発行しようというものであり、これは日本初である。


劣後債とはそもそも何なのか

劣後債とは社債の一種であり、発行している企業が倒産した場合、銀行からの借入や通常の社債よりも弁済される優先順位が低いという性質のものである。このようにリスクが高いため、通常の社債よりも金利が高い。劣後債は、償還までの期間が比較的長いことが多く、劣後債を発行する企業からみると自己資本に近い性質を持っている。今回のソフトバンクの劣後債も償還期限は7年と長い。