OTC医薬品市場が右肩上がりの成長

先ほど挙げたインバウンドツーリズム注目銘柄には、ドラッグストアが含まれている。都心部にあるドラッグストアの店内を見ると訪日外国人の姿を容易に見つけることができるが、彼らの購買力はドラッグストアで販売されている商品のメーカーにも恩恵をもたらしている。

ドラッグストアで容易に購入できるOTC医薬品の中には日本だからこそ安心して購入できるとみなされている製品も多く、製薬各社や食品メーカーなどでOTC医薬品部門の好調な推移に貢献している。

このフィーバーぶりは、日本製の紙おむつが訪日外国人によって買い占められるという騒動からも窺い知ることができる。


今後も続く、インバウンドツーリズムの成長軌道

これだけ訪日外国人数が伸びているものの、日本はまだまだ観光の分野では後発の国である。ようやく1千万人の大台を突破したとは言え、トップを走るフランスの8千万人台という人数から比べると8分の1程度に過ぎない。

今後もさらに市場は拡大すると見込まれており、新規参入が相次いで『関連銘柄』そのものが増えていくだろう。
2015年が、日本にとって本格的なインバウンドツーリズム元年となることは確実だ。

(ZUU online)

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