(写真はイメージです)
1月13日、柿安本店 <2294> が株主優待の変更を発表した。
既存の株主優待内容を細分化し、300~500株保有者には株主優待利用券1,000円券×3枚を、800~1,000株保有者には同1,000円券×8枚を、2,000~3,000株保有者には柿安グルメフリーチョイス引換券1枚および株主優待利用券1,000円券×5枚を贈呈する。なお、柿安グルメフリーチョイスは「すき焼用松阪牛 580g わりした付」「しゃぶしゃぶ用松阪牛 580g ごまだれ付」「柿安プレミアムあぐ~しゃぶしゃぶセット 800g ぽん酢付」「料亭しぐれ煮詰め合わせ」「株主ご優待利用券(1,000 円券×10 枚)」(いずれも1万円相当)などから1つを選ぶことができる。
また、同日、ニトリ<9843>も株主優待の変更を発表。
長期保有の条件を付け、さらに購入金額上限を50万円へ引き上げ、内容を充実させる形とした。1年未満100株以上の場合には10%割引券10枚、1年以上100~500株保有の場合には同割引券10枚、1年以上500株以上の場合には同割引券15枚とする。
柿安は既存株主への買い増しをうながし、ニトリは既存株主への長期保有を促進しているとみられる。
大和インベスター・リレーションズの調査によると、2014年9月末時点で株主優待実施企業数は1,150社、実施率も上場企業 3,600 社のうち 31.9%となり、実施企業数、実施率ともに過去最高となった。
「桐谷さん」ブームが象徴するように個人投資家から株主優待制度への関心が高まる一方で、企業側も長期的な安定株主づくりのための有効な方策として捉え、同制度の検討・導入に積極的に取り組んでいる。また、長期保有を前提とするNISA(少額投資非課税制度)もこの流れを後押ししている。
株主優待人気はまだまだ続きそうだ。
(ZUU online)
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