産業用ガスやその機器を取り扱う太陽日酸 <4091> は1月21日、子会社で元従業員の詐欺があったことを明らかにした。コーポレートガバナンスの改善も叫ばれる中、内部統制に関わる問題がまた一つ、新たに明るみに出てきた格好だ。
太陽日酸は今回、子会社のサーモスの元従業員が詐欺の容疑で静岡県警に刑事告訴し、同元従業員が逮捕されたことを明らかにした。
発表によれば、逮捕されたのはサーモスで経理を担当していた管理職で、所在が明らかではなかった経緯がある。そのため、同社では、警察の捜査にも影響が懸念されたことから、発表を控えてきた。
また、事件の内容については、請求書を偽造・改ざんし、不正に利益を詐取したものとのことだ。被害金額そのものは420万円と大きなそれほど大くはないものの、社内に内部統制が行き届いていなかったこと見られ、今後のガバナンスの強化が問われそうだ。
(ZUU online)
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