2f9f1c973581219408d36a9733075525_s 再編の動きが次々と表面化している地銀。東京都民銀行 <8339> と八千代銀行 <8409> が統合を果たしたこともまだまだ記憶に新しい。ほかにも、九州を地盤とする肥後銀行と鹿児島銀行が統合に向けて交渉に入っており、まだまだ再編の動きが他にも活発化してきそうな情勢だ。

その中で、一部の業務をアウトソーシングするなど、さらなる経営の効率化を図る動きも出てきている。一環として、十八銀行 <8396> がセブン銀行 <8410> の子会社に業務の一部を委託する可能性が浮上してきたのだ。

発表によると、十八銀行はセブン銀行子会社のバンク・ビジネスファクトリーに為替発信事務の委託を検討。2015年の春から、同社への委託が可能かを検証する試行を開始する予定だ。バンク・ビジネスファクトリーはセブン銀行や一部の金融機関から事務を受託してきたものの、地銀からの業務委託は今回が初めてとなる。

地銀の間では再編の動きが加速しており、金融庁も再編を志向しているとの観測もある。経営統合も含めて、地銀の経営効率の向上に進みつつあり、今後も、統合や業務効率化の動きが表面化してくる可能性も無視できない。

バンク・ビジネスファクトリーは「提携先の金融機関固有の事務について、安全・低コスト・スピーディーな事務プロセスの実現に努める」などとしている。

(ZUU online)

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