日系自動車大手が2014年12月の生産実績を公表し、各社とも昨年1年間の台数ベースの生産実績が前年を上回る堅調な結果であることが明らかになった。
自動車メーカー各社が前年を上回る生産実績を一斉に発表した。劇的な生産量の増大を示しはしなかったものの、各社の世界生産量は伸びを示した。中でも、富士重工 <7220> は前年比で9.9%の増となり、2桁成長まで後少しまでこぎつけた形だ。
ほかの自動車メーカーでも世界での生産量については、ホンダ <7267> が前年比で101.9%、三菱自動車<7211> が101.8%、マツダが <7261> が105%。スズキ <7269> が106%、日産が103%と小幅ながら成長を示す結果となった。
堅調な生産台数の伸びを示した富士重工は、海外生産では「レガシィ」とクロスオーバーSUV「アウトバック」が好調。SUVは世界的な人気が追い風となってか、販売面でも好調な結果を示した。さらに、SUV「フォレスター」については、輸出でもいい結果を見せた。
中国をはじめとした旺盛な需要のある国や地域でも人気な車種が生産台数の伸びを後押しした格好だ。
また、米ゼネラルモーターズや独フォルクスワーゲンと熾烈に販売台数を争う、自動車メーカーの巨人でもあるトヨタ自動車 <7203> はというと、グローバルでの生産は101.7%と、14年実績で生産微増となった。ほかの日系自動車メーカーと同様に、14年の実績では少ないながら伸びを示した。
(ZUU online)
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