8e7d37ec03ffbc5ba85a6fc97d2f947e_s

ネット証券最大手のSBI証券では、ウェブサイトにて、同社における売買代金の上位銘柄を毎日更新し、掲載しているが、そのランキングで常に上位に来ているETFがあることをご存じだろうか。その銘柄は、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> だ。

上昇トレンドの相場で非常に有効なレバレッジ型ETF

日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信は、日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算された、日経平均レバレッジ・インデックスを対象指数とし、この対象指数に連動することを目指して運用されるファンドである。

つまり、日経平均レバレッジ・インデックスは、日経平均株価が10%上がれば20%上がり、日経平均株価が10%下がれば20%下がる動きをするよう計算されている。これに連動する日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信も、日々の値動きが日経平均株価の2倍になる。このようなETFはレバレッジ型ETFと呼ばれ、株価が上昇するトレンドでは非常に有効な投資対象だ。

ヘッジ手段としても利用可能なインバース型ETF

また、日経平均株価などの指標とは逆の値動きを目指して運用されるファンドもある。これらは、インバース型ETFと呼ばれ、例えば、日経平均株価が10%上がったら10%下がり、日経平均株価が10%下がったら10%下がる動きをするよう計算されており、株価が下落するトレンドで有効となる。

また、現物株式等の価格下落リスクのヘッジ手段としては、TOPIXや日経平均株価に連動するETFを信用売りすることや、日経225先物を売ることが考えられる。しかし、信用売りや先物売りには別口座が必要で、証拠金を差し出すことが求められ、手間がかかる。インバース型ETFであれば、ETFを買うだけでヘッジ効果が得られるため、活用しやすいのではないだろうか。