長期投資の場合は、株価指数等とのかい離も

ここまで、レバレッジ型、インバース型ETFの魅力を述べてきたが、注意しなければならない点もある。対象となる指数が上昇や下落して投資時点の水準に戻ったとしても、複利効果によってその価格からかい離してしまうのだ。先ほどの、日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信を例にすると、日々の騰落率の2倍となるように算出されているため、前営業日比で見た時の変動率は2倍になるが、2営業日以上離れた2時点間の騰落率は複利効果によって2倍にならないということだ。投資時点で日経平均株価が10,000円で、数年後に、15,000円まで上昇した場合、単純に2倍の10,000円分のリターンが期待できる訳ではないことを覚えておこう。

対象指標は多彩

このようなレバレッジ型、インバース型ETFは、2012年4月5日に初めてTOPIXブル2倍上場投信 <1568> とTOPIXベア上場投信 <1569> が上場し、現在では、16銘柄が東京証券取引所に上場している。対象となる指標も、日経平均株価やTOPIXに加え、ハンセン中国企業株(中国H株ブル2倍上場投信 <1572> 、中国H株ベア上場投信 <1573> )もあり、ETN(「Exchange Traded Note」の略で、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれる上場銘柄。

ETFと同様に、価格が株価指数や商品価格等の指標に連動するが、発行体の信用力をもとに、価格が特定の指標に連動することを保証する債券であるため、証券に対する裏付資産を持たない)も含めれば、ハンセン指数(NEXT NOTES 香港ハンセン・ダブル・ブル ETN <2031> 、NEXT NOTES 香港ハンセン・ベア ETN <2032> 、日経・東商取金(NEXT NOTES 日経・TOCOM 金ダブル・ブルETN <2036> 、NEXT NOTES 日経・TOCOM金ベアETN <2037> )、日経・東商取原油(NEXT NOTES 日経・TOCOM原油ダブル・ブルETN <2038> 、NEXT NOTES 日経・TOCOM原油ベアETN <2039> )など多彩である。

長期投資の場合、指数とかい離するため、短期的な売買を中心に有効活用しよう。(ZUU online編集部)

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