2月2日、味の素 <2802> 、カゴメ <2811> 、Mizkan、日清オイリオグループ <2602> 、日清フーズ、ハウス食品グループ本社 <2810> の食品メーカー6社は、“食品企業物流プラットフォーム(名称:F-LINE:Food Logistics Intelligent Network)”の構築について合意した。
このよりF-LINEの構築により、効率的で安定した物流力の確保と食品業界全体の物流インフラの社会的・経済的合理性を追求することを理念とし、この理念を共有する多くの食品メーカーが参画できる形をとった。
食品業界では、物流体制が企業毎に個別化していることが多い。最近ではトラックドライバーの不足や行政指導の強化に対する取り組みが大きな課題となってきている。またCO2削減などの環境保全に対する社会的責任も果たしていく必要がある。今回の食品メーカー6社はF-LINEを通じて食品物流の諸課題を解決するための戦略を協働で立案していく予定だ。
まず、ドライ品(常温保管商品)の6社共同配送の検討を行い、「物流拠点の共同利用」や、配送を集約し、トラックの積載効率を高め、顧客までの輸送経路を高密度化する「高密度エリア配送」を通じて、輸送効率の向上を図る予定だ。さらに、「中長距離幹線輸送の再構築」や「物流システム(受注基準、納品基準等)の標準化」も検討していく。
F-LINEに参加する6社は競合として公正な競争をしながら、変化する厳しい物流環境に対応し、既存の枠組みを超えた強固な協働体制のもと、さらなる持続可能な社会への貢献を目指す。
(ZUU online)
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