2月4日、インヴィンシブル投資法人 は、平成26年12月期(第23期)、平成27年6月期(第24期)および平成27年12月期(第25期)の運用状況及び分配金の予想の修正を発表した。平成26 年12 月期の1口当たり分配金は、平成26年10月の前回予想の656 円から733円(+11.7%)、平成27年6月期は659円から712円(+8.0%)、平成27年12月期は763円から859円(+12.6%)となる。
分配金の大幅な増配は 既存ホテル物件の収益が好調であることが主な要因だ。訪日外国人の大幅な増加、ブランド認知度向上などのための海外ウェブエージェント活用強化を実施。さらにホテルオペレーターによるインバウンド需要の戦略的な取込み、およびレベニューマネジメントの徹底などによって、既存ホテル20物件が好調に推移した。
平成27年6月期及び12月期においては既存ホテル20物件からの収益が好調に推移すると予想するとともに、平成27年2月6日に予定している新規物件(ホテル3物件)の取得により、各期の増収増益及び増配を予想する。新規物件の取得については手元余剰資金及び新規借入れを活用した新規投資口発行を伴わない形であるため、投資口の希薄化を伴わない。
また、今回のホテル3物件は44.0%という低い LTVで取得する予定であり、既存ポートフォリオの鑑定評価額の増加もあわせ、本件取引実行後の本投資法人のLTVは平成26年7月時点の 56.2%から51.4%に低下する見込みであり、財務面での改善も進む。
インヴィンシブル投資法人はコアアセットを住居とホテルに定めており、ホテル物件の取得を進めている。訪日外国人旅行客の増加が上場不動産投資信託にもプラスの影響を及ぼし始めている。
(ZUU online)
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