豊田通商 <8015> は、同社の100%出資連結子会社である福助が、ユニチカ <3103> より同社100%連結子会社であるユニチカバークシャーの全株式を取得すると発表した。取得価格は2.5億円であり、今年の4月8日に株式譲渡を実行する。なお、ユニチカバークシャーは2015年4月1日付で増資を行い、ユニチカが約15億円を引き受け、その半分を資本金に繰り入れる。ユニチカバークシャーが増資により得る資金は、ユニチカからの借入金の返済に充てる予定。
豊田通商はライフスタイル分野で、独自の機能素材と生産ネットワークを活かし、素材開発から販売・納入まで総合サプライヤーとしての機能を発揮するアパレル事業を展開している。福助は、創業130年の歴史をもち、その中核事業会社として、レッグウェア・インナーウェアなどを手掛け、リテール事業では、アウトレット業態を含め全国で42店舗の直営店を展開している。今回の株式取得でユニチカバークシャーが持つ生産技術を福助グループ内に取り込み、高付加価値・高感度商品の開発、美容・健康・医療分野での流通開拓を行っていく予定だ。
ユニチカは新中期経営計画で重点志向する事業領域への経営資源の集中を計画しており、事業ポートフォリオ改革を急いでいる。
(ZUU online)
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