日本フードサービス協会は25日、2月の「外食産業市場動向調査」結果を公表した。外食売上高は前年比0.9%増で、3カ月ぶりに前年実績を上回った。記録的な大雪となった前年に比べて天候が穏やかだったことなどを受け、ファミリーレストランやディナーレストランが好調だった。一方、ファーストフードでは、1月に起きた食品への異物混入問題などで、客数が落ち込むなど、不調だった。

業態別では、ファミリーレストラン全体の売上高が前年同月比8.9%増で好調。和風や洋風、中華などすべての業種で客単価が上昇、売上げも前年を上回った。ディナーレストラン業態では一部の店で外国人客の増加が見られるなど、売上高が10.1%増と好調。パブ・居酒屋業態でも客数は13カ月ぶりに前年を上回り、売上高もわずかに伸びた。

一方、ファーストフード業態は全体売上高が5.7%減と3カ月連続で前年実績を下回ったほか、客数も前年比6.6%減となった。中でも異物混入問題やポテト不足問題のあった洋風ファースト分野で売上高が16.2%減と低迷し、客数や客単価数ともに前年比を下回った。(ZUU online 編集部)

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