野村ホールディングス <8604> のグループ会社で、金融・資本市場や金融機関の制度などの研究や政策提言を行う野村資本市場研究所は4月1日、成長の著しいアジアの経済活動の中心地でもあるシンガポールに研究拠点を新設すると発表した。

同グループでは、アジアに基盤を置いたグローバル金融サービス・グループとしての地位確立のために、各国の資本市場やそれらの制度についての調査・分析や、調査をいかした競争力の強化を図っている。発表によれば、野村資本市場研究所は2006年には、中国の北京に駐在員事務所を開設し、現地での情報収集や発信にも取り組んできた。

さらに、今回設置される同研究所のシンガポール拠点は、ASEANを含めたアジア各国の金融・資本市場の情報の収集および発信を通じて、野村グループのビジネスを支援するとのこと。同グループが重要な市場だと位置づけるインドや、イスラム圏となる中東について調査、分析する役割も果たしていく見通しだ。(ZUU online 編集部)

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