ファミリーマート
(写真=大川佑)

好調セブンイレブンの「一人勝ち」が囁かれるコンビニエンスストア業界だが、追いかける各社も反撃の準備を進めている。特に他業種との提携が活発だ。

業界2位のローソン <2651> は3日、埼玉県を中心に地域密着型の介護サービスを展開するウイズネットと連携し、ケア(介護)拠点併設型店舗の1号店を埼玉県川口市にオープン。高齢化や健康意識の高まりを受け、社会変化に対応した次世代コンビニモデルの構築に取り組んでいる。シニアおよびその家族の生活や健康をサポートする機能を付帯した新たなコンビニモデルを構築していく予定だ。

同3位ファミリーマート <8028> は、1日に調剤薬局中堅のファーマライズ、ドラッグ事業のヒグチ産業との合弁会社設立を発表。コンビニの持つ利便性と、調剤薬局、ドラッグストアの持つ専門性を兼ね備えた新業態の店舗開発を目指す。また、薬剤師・登録販売者を始めとする人材交流、並びにそれぞれの事業における各社のノウハウや情報を融合していくことが狙いだ。

ファミリーマートに関しては、3月10日に同4位サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ <8270> との経営統合を目指し協議しているとの発表をしており注目を集めていた。(ZUU online 編集部)

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