市進学院
(写真=市進ホールディングスHPより)

4月6日、市進ホールディングス <4645> は2015年2月期通期連結業績予想の修正および特別損失の計上を発表した。売上高は173.4億円から167.7億円(3.3%減)へ、営業利益は1.0億円から3.1億円(205.8%増)へ、経常利益は0.8億円から2.9億円(236.3%増)へ、当期純利益は△3.8億円から△10.5億円となった。

同社グループの主要営業部門である市進学院において、特に集団授業について 夏期講習以降集客を伸ばし、下半期はほぼ売上高予算を上回る水準で推移したが、個別授業部門や映像授業部門での集客においては当初見込みには届かず、連結売上高合計が予測を下回る結果となった。

経費面は、利益体質への改善を図るべく、業務フローの見直しなど業務効率化による経費節減を積極的にすすめ、経費節減効果が当初見込を上回った。同社グループの印刷・物流・施設管理業務を行っていた友進を市進ホールディングスに吸収合併することで、主に間接部門の人件費等の合理化・効率化を図った。

特別損失として、希望退職者の募集に伴い発生する特別退職金の支給にかかる費用3.3億円、「市進学院」14 拠点をはじめ不採算拠点の撤退や、より効率的な拠点運営のための賃借フロア返還に伴う固定資産除却損・原状回復工事費3.5億円を計上、さらに、繰延税金資産の回収可能性について、慎重 かつ保守的に見直し、4.5億円取り崩した影響で、当期純損失は10.5億円(前期純損失7.3億円)となった。

同社グループでは個別授業部門強化の対策としては、2014年度後半より、グループ全体で個別指導研究プロジェクトを立ち上げるなど抜本的な対策をスタートさせているが、今後、映像授業部門も含めて、個別指導の品質や映像授業の商品開発力向上を目的として、2015年度に向けてさらに対策を強化する方針だ。(ZUU online 編集部)

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