ユニクロ
(写真=ZUU online 編集部)

ファーストリテイリング <9983> の15年8月期第2四半期の決算が4月8日発表され、第1四半期同様に好調な結果を示した。第2四半期の結果は、売上高9496億円(前年比24.2%増)、営業利益1500億円(前年比40.2%増)、税引前利益1636億円(前年比48.0%増)となった。

好調な業績の背景には、主に海外事業が好調に推移していることにある。海外店舗は前年から比較して182店舗増加し、716店舗となった。地域別でみると、中国や香港など中華圏と韓国で計画以上の業績を達成。その結果、海外売上が3455億円(前年比48.8%増)、営業利益428億円(前年比63.2%)と、大幅な増収増益に結びついた。

一方、国内事業については、売上4545億円(前年比12.1%増)、営業利益894億円(前年比24.7%増)と安定している。海外と比較して国内では店舗の再構築が進んでおり、店舗数は前年比で18店舗減少した。これは、店舗あたりの収益が効率的になり、同社の再構築がうまく進んでいることを示している。

同社の新しい試みであるグローバルブランド事業は、売上1482億円(前年比18.3%増)、営業利益117億円(前年比23.4%増)でほぼ計画通りの結果となった。同事業は同社の資金と事業基盤を活かして特徴あるブランドを育てようという試みで、「ジーユー」、「プリンセス タム・タム」、「コントワー・デ・コトニエ」などがある。

15年8月期通期での業績予想は、売上高1兆6500億円(前年比19.1%増)、営業利益2000億円(前年比53.4%増)、当期利益1300億円(63.9%増)としており、いずれも過去最高を更新する見込みだ。(ZUU online 編集部)

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