(写真=日本たばこ産業HPより)
4月10日、日本たばこ産業 <2914> が3月の国内紙巻たばこ販売実績速報を発表した。3月の単月販売数量は89億本(前年同月比29.3%減)、国内紙巻たばこ売上収益は507億円(同26.8%減)となった。2月(販売数量7.6%減、売上収益4.7%減)よりも数値が大きく下振れている。
しかし、2014年3月は消費税増税前ということもあり前年同月比30.1%増(127億本)と高い伸びを見せており、その前年は2013年3月の販売数量は97億本だったことから、今回の下振れは消費税増税の反動とも考えられる。
1月から3月までの累計では販売数量が255億本(同16.2%減)、売上収益が1442億円(同13.5%減)となった。2015年3月単月のシェアは 59.8%、累計のシェアは 59.9%となり、前期の累計シェア60.4%から若干落ち込んだ。
国内のたばこ市場は縮小が続いている。同社が実施している「全国たばこ喫煙者率調査(2014年7月30日発表)」によれば、喫煙者率は年々下がってきている。2010年には男女合わせて23.9%(男性36.6%、女性12.1%)だったが、2014年には同19.7%(男性30.3%、女性9.8%)となった。
同社は希望退職者の募集、営業拠点、製造拠点の統廃合を実施するなど、国内事業の競争力・収益力強化に向けた施策を実施するとともに、海外市場への進出を積極化させている。
なお、国内たばこ事業実績を含む 2015 年12月期第1四半期の連結業績の公表は4月30 日 に予定している。(ZUU online 編集部)
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